#Illustrator 自作スクリプト小物10個 2016秋

  • 2016-11-07 2017-5-25 Update

去年の 自作スクリプト小物16個 2015秋 に続き、地味に役立つ小物スクリプトをまとめてアップしました。

イラレのスクリプト!
イラレのスクリプト!

アートボードサイズの長方形を描く

Draw Rectangle by Artboard Size

アートボードサイズの長方形を描く
アートボードサイズの長方形を描く

アートボードサイズの長方形を描くスクリプトです。

アクティブなアートボードサイズの長方形を描きます。スクリプトを実行すると表示されるダイアログで、パスのオフセット(パディング)数値を指定できます。各種単位に対応しているのでウェブでも印刷物でもオッケーです。

選択範囲全体の長方形を描く

Draw Rectangle by Selected Items Size

選択範囲全体の長方形を描く
選択範囲全体の長方形を描く

選択した複数オブジェクト全体サイズの長方形を描くスクリプトです。

複数選択したオブジェクト全体を囲むようなイメージでの長方形を描きます。これまたスクリプトを実行すると表示されるダイアログで、パスのオフセット(パディング)数値を指定できます。各種単位に対応しているのでウェブでも印刷物でもオッケーです。

オブジェクトサイズの長方形を描く

Draw Rectangles by Selected Item Size

オブジェクトサイズの長方形を描く
オブジェクトサイズの長方形を描く

選択した複数オブジェクトそれぞれのサイズで長方形を描くスクリプトです。

複数選択したオブジェクトそれぞれのサイズで長方形を描きます。これまたスクリプトを実行すると表示されるダイアログで、パスのオフセット(パディング)数値を指定できます。各種単位に対応しているのでウェブでも印刷物でもオッケーです。

線幅を増減

Change Stroke Width

線幅を増減
線幅を増減

選択したオブジェクトの線幅を増減させるスクリプトです。

頻繁に使う操作なのに、Illustrator には線幅を増減させるショートカットキーが用意されてないですよね。ならば 線幅を増減させるスクリプトを作ってしまい、ショートカットキーを割り振ってしまえ。ということで作成したスクリプトです。

通常、Illustrator で複数のオブジェクトを選択して線幅の数値を変更すると、全て同じ数値に統一されてしまいます。このスクリプトはあくまでも線幅を「増減」するスクリプトなので、それぞれのオブジェクトの線幅を元に相対的に増減してくれます。

また、アピアランスでアクティブになっている線の幅を、環境設定単位単位と、環境設定一般キー入力数値を元に増減させるので、ウェブや印刷物などの様々単位に対応できます。

全ての線幅を比率で拡大縮小したい場合は、高橋としゆきさんの すべての線幅を変更.jsx がおすすめです。

線の位置を変更

Change Stroke Align

線の位置を変更
線の位置を変更

選択したオブジェクトの線の位置を変更するスクリプトです。

これまたショートカットキーが割り振れない機能をスクリプト化しました。線の位置(内側/中央/外側)を変更します。

そもそも線の位置はスクリプトで操作できない箇所なので、アクションファイルを無理やりスクリプト内に埋め込むという、ちょっと無茶した手法をとっています。

重なり順を反転

Reverse Z Order

重なり順を反転
重なり順を反転

選択した複数オブジェクトの重なり順を反転するスクリプトです。

Illustrator は新しく描いたり複製したオブジェクトが元のオブジェクトの前面にくる、という仕様になってます。奥にあるものから描いていく。といったイメージです。けど、手前から奥に向かって描きたいんじゃ!ってときに役立つと思います。

選択アンカーポイントから線を描く

Draw Path by Selected Anchorpoints

選択アンカーポイントから線を描く
選択アンカーポイントから線を描く

複数選択したアンカーポイント同士を直線でなぞるスクリプトです。

単体オブジェクトの分割線や、離れたオブジェクト同士を繋げる線を引くときに役立ちます。

テキストのアンチエイリアスを強にする

Change Text Antialias to Strong

テキストのアンチエイリアスを強にする
テキストのアンチエイリアスを強にする

選択したテキストのアンチエイリアスの種類を強くに設定するスクリプトです。

個人的に強くが好き。他のものに指定したい場合は、スクリプトをテキストエディタで編集してください。コメントが入れてあるので簡単だと思います。

ちなみにグループ内のテキストにも対応しています。

リンクが不明の画像を選択

Select Unknown Images

リンクが不明の画像を選択
リンクが不明の画像を選択

リンクが不明の画像アートワークを選択するスクリプトです。

配置画像がリンク切れを起こしている場合、リンクパネル内の画像を選択し、リンクへ移動 をクリックしてリンク切れ画像の確認すると思いますが、該当するリンク画像やその親レイヤーがロックされてたり非表示になっていると、選択した状態にしてくれません。

このスクリプトを使えば、リンク切れ画像やその親レイヤーがロック/非表示になっていたとしても、まとめて解除して一気に選択してくれます。

重複したシンボルを統合

Merge Symbols

重複したシンボルを統合
重複したシンボルを統合

勝手に重複したシンボルをひとつにまとめてくれるスクリプトです。

オブジェクトをシンボル化してコピペしていくと、たまに「シンボル 2」「シンボル 3」といった感じに、同じシンボルがどんどん複製されてしまうことがあります。これ、超ウザいですよね。

この勝手に複製されてしまったシンボルをひとつのシンボルにマージしてくれるのがこのスクリプトです。

シンボル名を判別してマージしているだけなので、自ら「シンボル 2」と命名している場合はマージ対象になってしまうのでお気をつけください。

以上、まとめて一気にアップしたので何かミスがあるかもしれません。もし気づかれましたらご指摘ください。